新着情報

2023年10月27日

月刊誌アンカー2023年10月号に掲載されました!

ブログ

月刊誌アンカー2023年10月号に掲載されました!

この度月刊誌アンカー2023年10月号の特集記事の取材を受け、つまみ枝豆さんと対談させていただきました!


これまでの経験を振り返り今後の展望を語りました。

 

 

 

▼対談内容はこちら

 

 

失敗体験から生まれた経営理念それが、成功体験へとつながる礎となる

 

片付けや遺品整理、建設工事、プラント工事などを行う『みうらリサイクル』や、建設事業部を法人化して生まれた『ワークスワーク』を経営する為永社長。自身の失敗や経験から学びを得ながら、着実に事業展開を進めてきた。本日は、そんな社長のもとをタレントのつまみ枝豆氏が訪問し、その半生から今後の展開などを伺った。

 

─こちらには、色々な物が置かれていますね! 絵やフィギュアなどもあって、見ていて飽きないです。

 

当社の遺品整理や不用品回収の事業部では、戸建てやマンション内から、不用品回収として様々な物をお引き取りしております。これらのコレクションの中の一部には、お引き取りした物もあるのですよ。家具や家電、食器、衣類、寝具、雑貨など家の中の全ての不用品に対応しております。家財整理は大変な作業ですし、高齢化社会もあって大変ご好評いただいております。私共としても、少しでも皆様のお役に立てたら嬉しいですね。

 

─為永社長は何故このお仕事をしようと思われて?

 

私の経歴に沿ってお話しさせていただきますと、学業修了後は北海道にある携帯ショップで、代理店営業を担当しておりました。その後、IT 革命を受けて伸び盛りだった IT 企業の営業職に転職。実は、私は人と話すことは得意ではなかったのですが、結果としてそれが相手の話を聞くことにつながり、お陰様で役職も任せていただけるようになりました。本社に異動してからは、会社の上場準備にも携わり、新規事業の開発責任者など、経営者に近い経験をさせていただきましたね。しかし、14 年前に父が亡くなり母が一人になってしまったため、北海道に戻って起業することにしたのです。そして、いずれ独立したいという思いもありましたから、これを機に踏み切ることにしました。それが、現在の当社の前身になります。

 

─独立当初はどのような事業を?

 

 

IT 企業での経験を活かして、ネット古本屋をスタートしたのです。その後札幌市内で出張買取に発展し、何千軒というお宅から古本を買い取り、ネットで販売しておりました。現在ではよく見るかたちですが、その当時は珍しかったと思います。そうしてたくさんの買い取りをしているうちに、家の中の片付けのニーズがもの凄く多いということに気づいたのです。家の中を丸ごと整理するには、業者の力が必要で、困っている方が多くいらっしゃったのですね。そこから、片付けに関わるビジネスをスタートしたのです。それが、『みうらリサイクル』の始まりです。

 

─言われてみれば、遺品整理という言葉を聞くようになったのもここ数年のことですね。

 

ええ。ですから、スタート当時はこの仕事の認知度を高める所からでしたね。それでも、ニーズは高かったので、不用品回収を始めてから業績は右肩上がりでした。

 

─古本の回収から新たなビジネス展開に気づき、実際に行動に起こされた。素晴らしい行動力ですね。

 

ありがとうございます。とはいえ、失敗もたくさんしました。損をしたこともありますし、何よりも人を大切にできていなかった。“企業は人なり”と言いますが、私は自分や会社のことで精一杯で、働いてくれている方々のことを深く考えられていなかったのです。というのも、家財整理は単発的な仕事ですから、どうしても休みが多くなってしまい、安定した稼ぎが出ないという理由で辞めてしまう方が多かったのです。人手は足りないものの、仕事は増えていく。その結果、残ってくれていた人材を酷使してしまい、最後まで頑張ってくれていたスタッフも、「これ以上は無理です」と現場から帰ってしまいました。その孤独感たるや、身を切られる思いでした。その時に初めて、人手不足という経営者のつらさを痛感したのです。それを深く反省した時に、新たな経営理念が生まれたのです。

 

─と、いうのは?

 

「絶対に人手に困らない会社にしよう」と決意したのです。そのために必要なのは、人材の定着。そして人材が定着するためには、スタッフが安心して働ける会社にしなければなりません。そこで、別の事業柱を立てることにしました。

 

─働いてくださる方々のことを思い、業容を拡充していこうと考えたわけですね。

 

ええ。そうして生まれたのが、建設事業部なのです。きっかけは、リフォーム会社さんからマンションの内装を解体した廃材を片付けてほしいというご依頼があったことでした。実際に自分自身でやってみると、これは当社で手掛けている仕事とよく似ていると思いました。それに、建設業界は人手不足が深刻化しています。私のように苦しむ経営者の方々の助けになれたら、との思いもありましたね。そうして、まずは自分自身が現場に入って大工さんに色々と教えてもらいながら、現場のサポートを行っていました。すると、ありがたいことに多数のご依頼を頂けるようになったのです。それだけ、皆様お困りだったということでしょう。そうして、気がつけば建設業の規模が大きくなっていき、事業部となり、そして法人化して『ワークスワーク』の設立に至った次第です。また、コロナ禍に見舞われて建設現場がストップするなど苦況も経験しましたが、それを救ったのがプラント事業だったのです。もともと、ご依頼いただくうちの三割ほどがプラント工事でした。コロナで多数の現場がストップする中で、工場が動いている限りプラント定期点検・保守点検は必須であるため、引き続きお仕事を頂けていたのです。これはチャンスだと思い、そちらにも注力して拡大していきました。こうして、ピンチをチャンスに変えていける点は、当社の一つの強みと言えるでしょう。

 

─経営理念として掲げた、人手不足の解消についてはいかがですか。

 

人が入ってきてくれる度に、私も一緒に現場に出て、どこまでも寄り添って仕事を教えました。昔の私は、それは遠回りだと思っていたのです。でも、違った。結果として、今は良いスタッフばかりに恵まれました。当時孤独だった私が、今は皆と生涯共に働き続けたいと思っている。それほどまでに、皆と一緒に仕事をするのが楽しいのです。周囲に人が居てくれることがどれほど幸せなのかを噛みしめています。そして今、私は心から「幸せです」と言えます。

 

─失敗体験から得た経営理念は、社長にとって大きな財産につながったわけですね。

 

胸が張り裂けると言いますか、つらい経験をした時こそ、人が変われる瞬間だと思います。今は、働いてくれている方々が生涯にわたり生活に困らないように会社を守り続けていくことが大切だと思っていますね。それもあって、スタッフの方々が高齢者になっても、本人が希望すれば仕事を続けていけるような環境作りに努めていきたいと考えております。実際、当社では 20 代から70 代の幅広い年代の方々が活躍しておられます。特にシニア世代の方々にさらに活躍していただけると、人手不足の解消にも繋がりますから、会社としても力を入れており、大変助かっている所です。今後も、会社の仲間たちと一緒に生涯にわたって安心して働き続けられるような会社として、体制作りを進めていきたいですね。

 

(2023 年 7 月取材)

 

「ご自身の失敗を真摯に受け止めて、経験を次に活かしておられる為永社長。その姿勢は、本当に大切なことだと思います。真面目なお人柄でありながら、フィギュアや絵を飾ってみたりなど、楽しむ心を忘れない。社長のように、純粋に仕事に取り組んでおられる方は他になかなかいらっしゃらないと思いましたね!」

つまみ枝豆・談

弊社の最新情報はこちら

 

 

Contactお問い合わせ

  • さーみんなこーる0120-30-3756受付時間 8:00~17:00/日定休
  • MAIL
  • LINE